Liao絵本リスト(Liao130)を参考に、おうち英語に取り組む我が家の記録と絵本の紹介です。
「Liao絵本リスト」とは、Liao Caixingさんという台湾の英語教師ママが選んだ絵本のリストのことで、1年間(52週)で130冊読むようにスケジュールされたものです。

我が家にLiao絵本を迎えてから半年以上が経ました。
正直、親子ともに意気込みは停滞気味ですが、コツコツと続けて58冊読みました。
本記事では、絵本紹介をしながら私が気になった英単語やフレーズをまとめています。

同じようにLiao絵本リストに取り組んでいる親子の参考になれば嬉しいです♡
- Liao絵本(Liao130)の取り組み記録
- CHICKEN SOUP WITH RICE ~A Book of Months~
- On Market Street
- Silly Sally
- EACH PEACH PEAR PLUM
- Papa, please get the moon for me
- Quick as a Cricket
- Eating the Alphabet ~Fruits & Vegetables from A to Z~
- See you later, Alligator!
- The Princess and the Dragon
- I Am an Apple
- I’m a Caterpillar
- The Little Mouse, The Red Ripe Strawberry, and THE BIG HUNGRY BEAR
Liao絵本(Liao130)の取り組み記録
今回は、Liao絵本リストのスケジュール25〜28週目で、130冊のうちの47〜58冊目です。
CHICKEN SOUP WITH RICE ~A Book of Months~
小さな男の子の大好物のおはなし。1月〜12月、どんな季節でもチキンスープのライス入りは美味しいよね。
1月〜12月の月の英単語を学べるとともに、レトロな優しいイラストでそれぞれの季節感を味わえる絵本です。
韻を踏んだリズミカルなフレーズが楽しく、Carole Kingさんが歌う曲も素敵です。
sipping once
sipping twice
sipping chicken soup with rice.
邦題『チキンスープ・ライスいり』を借りてみたら、4歳娘はとても気に入って見ていました。
- lap (動物などが)(液体を)ぺろぺろなめる(up)
- robin コマドリ
- concoct (飲食物など)を混ぜ合わせて作る
- droop (だらりと)たれる、下向きになる
- pep を活気づける(up)
- sprinkle をまく
- take a peep チラリとのぞいて見る
- goblin ゴブリン、人間にいたずらをする小妖精
- whoopy わーい、やったー
- gusty 突風の
- gale 強風
- flop (翼など)をバタバタと動かす
- spout を噴出させる、勢いよく出す
- bauble きらきらしたクリスマスツリーを飾る小球
- bangle 腕輪、足首飾り
- drape 掛ける、飾る
On Market Street
たくさんのお店が並ぶ商店街。男の子が、A(apples)、B(books)…とアルファベットのA〜Zの順にいろんな商品を買い、抱えきれないほどの商品を持っておうちへ帰ります。持ってきたお金を全て使って買った物、実は…ぜーんぶお友達へのプレゼントだったようです。
『Frog and Toad(がまくんとかえるくん)』で有名なArnold Lobel (アーノルド・ロベル)と妻のAnita Lobel(アニタ・ロベル)の共作です。
なんとも斬新なイラストが目を惹く絵本です。
ちなみに、T(toys)のページのイラストにちゃっかり「frog and toad」が混じっています。

音源のかけ流しをしているときは、正直ただのアルファベット絵本かな〜と思っていたのですが、絵本を開いてみて斬新なイラストにびっくり!
- merchant 小売商
- stroll ぶらぶら歩く
- sore 痛い
Silly Sally
おかしな女の子のサリーが逆立ちで後ろ歩きをして街へ向かいます。途中で出会った動物たちは、サリーにつられて逆立ちになって踊ったり歌ったり。サリーと動物たちのヘンテコな行列が街へ向かいます。
短い英文で負担なく読み聞かせでき、リズミカルなフレーズが楽しく、思わず歌ってしまう絵本です。
Silly Sally went to town,
Walking backwards, upside down.
- backwards 後ろへ
- forwards 前へ
- upside down 逆さまの
- jig ジグ(6/8拍子の英国・アイルランドの踊り)
- leapfrog 馬跳び
- loon (鳥)アビ
- tune メロディ、曲、歌
4歳の娘はよく洋服を前後ろ反対に着たり、靴を左右反対に履いたりします。
そんな時に使えるフレーズを調べてみました。
It’s backwards! (後ろ前反対だよ)
It’s the other way around. (逆だよ)
- upside down 上下が逆さま
- inside out 裏返し
- backside front 前後ろが逆
- backwards 逆さに
- the other way around 逆
- opposite 反対
- wrong way 違う向き
EACH PEACH PEAR PLUM
イラストのなかに、マザーグースや童話に出てくる主人公たちが隠れています。おやゆびトム、シンデレラ、3匹のクマなど….さぁ、見つけられるでしょうか。
邦題『もものき なしのき プラムのき』
マザーグースや童話のキャラクターを探しながら、「I spy!」(み〜つけた!)とめくっていく楽しい絵本です。
とても美しいイラストは細かいところまで丁寧に描かれていて、眺めているといろんな発見があり、大人がじっくり見てても楽しくなれる完成度の高い絵本です。
文章は短くて分かりやすく、韻を踏んだフレーズが楽しいです。
Cinderella on the stairs
I spy the Three Bears
ここにきて、Liao絵本リストの最初の1冊に『MY VERY FIRST MOTHER GOOSE』が選ばれている意味を実感できる気がします。

英語を学んでいくには、英米でお馴染みのマザーグースや童話の世界は避けて通れないですね。
こちらの絵本は、童話の内容を知らなくても十分楽しめます。
でも、童話を知っていれば、もっともっといろんな発見があり、さらに面白くなるんだと思います。
- Tom Thumb
親指トム
一寸法師や親指姫に似ているおはなし - Mother Hubbard
「Old Mother Hubbard」というマザーグースに出てくるハバードおばさん - Cinderella
シンデレラ - Three Bears
「3匹のクマ」または「ゴルディロックスと3匹のクマ」
ゴルディロックスという小さな女の子が3匹のクマに出くわすおはなし - Baby Bunting
「Bye, baby bunting」というこもり歌
赤ちゃんを包む布のために、お父さんが狩りに出るおはなし - Bo – Peep
羊飼い女の子が飼っている羊がいなくなってしまうおはなし - Jack and Jill
ジャックとジルが水汲みに行って転んで頭を打つおはなし
「ジャックとジル」は、「太郎と花子」のように男の子と女の子のペアを意味することが多い - Wicked Witch
邪悪な魔女 - Robin Hood
ロビンフッド
イギリスで伝承される英雄で、弓の名手
- ditch 排水溝、どぶ
- den 隠れ家
Papa, please get the moon for me
寝る前に夜空を見上げたモニカ。お月さまと遊びたくなり、手を伸ばしますが月には届きません。そこで、パパに「お月さま取って!」とお願いします。
エリック・カールのとても有名な絵本で、邦題は『パパ、お月さまとって!』です。
ストーリーが分かりやすく、英語も簡単な表現のみなので読みやすいです。
パパのすごく長いハシゴに合わせて、ページが横に開いたり、上に伸びたりと、子供が大好きな仕掛け絵本になっています。

パパが娘の願いを叶えるために行動する姿がなんとも言えないですね。
Quick as a Cricket
男の子が、僕はカタツムリのようにのんびりで、トラのように勇敢で…と、自分自身を様々な生き物に例えて表現します。そして、それら全部ひっくるめて自分なのだ!と。
『King Bidgood’s in the Bathtub』の作者であるDon wood(ドン・ウッド)の作品です。
とても美しいイラストで、躍動感あふれる動物の姿と男の子の表情がとても豊かに描かれています。
I’m as quick as a cricket.
I’m as slow as a snail.
「コオロギのように素早い」の直後に「カタツムリのように遅い」と、それぞれの形容詞が動物の様子で表現されていて、対義語を同時に学べます。
全てのフレーズに「as ~ as …」構文(同等比較)が使われています。

I’m as ~ as …の言い回しは、この1冊でマスターできそうですね。
- quick ↔︎ slow
- small ↔︎ large
- sad ↔︎ happy
- nice ↔︎ mean
- cold ↔︎ hot
- weak ↔︎ strong
- loud ↔︎ quiet
- tough ↔︎ gentle
- brave ↔︎ shy
- tame ↔︎ wild
- lazy ↔︎ busy
- basset バセット犬(フランス原産で胴長・短脚でたれ耳の猟犬)
- lark ヒバリ
- toad ヒキガエル
Eating the Alphabet ~Fruits & Vegetables from A to Z~
A〜Zのアルファベットで始まる野菜と果物が75種類も紹介されています。
『Chicka Chicka Boom Boom』で有名なイラストレーター、ロイス・エイラト(Lois Ehlert)の絵本です。
まず表紙のイラストがとても可愛くて、目を惹きます。
絵本を開くとページいっぱいに野菜や果物が色鮮やかに描かれていて、まるで野菜図鑑のようです。
大人でも知らない、日本には馴染みのない野菜や果物もいっぱい出てきます。
巻末には75種の野菜と果物の原産地や特徴などのミニ知識がまとめられています。
See you later, Alligator!
朝から家事に大忙しのクロコダイル。アリゲーターを起こして一緒にやってくれるか頼みますが、マイペースなアリゲーターは自分のやりたいことばかりしています。クロコダイルはだんだん腹が立ってきて…!
アリゲーターの指人形の口をパクパク動かすことができる楽しい仕掛け絵本です。
See you later, Alligator!
In a while, Crocodile!
繰り返し出てくる韻を踏んだこちらのフレーズ、子供の英語教材でよく耳にしますね。

アリゲーターとクロコダイルは、実は種類の違うワニなんだよ。
絵本の中では、「Will you〜?」と相手に尋ねるフレーズを学べます。
Will you help me?
Will you give me a hand?
Will you do your share?
Will you join in?
- slobber よだれを垂らす
The Princess and the Dragon
乱暴で行儀の悪いお姫様が、おしとやかで礼儀正しいドラゴンと出会いました。ふたりはそれぞれの立場を交換してみることに!
こうあるべきと言った先入観や役割について考えさせられる絵本です。
しっかりとストーリーのある絵本で、馴染みのない英単語も多めかなと思います。
4歳の娘にはまだ難しいかな?と懸念していましたが、最後までじっくり聞いていて、面白い!という感想でした。
- frightful 不愉快な、ひどい
- tangled 絡まった
- ragged ボロボロの
- swine ブタ
- disgrace 恥さらし
- jolly 愉快な
- capture 捕まえる
- daintily 上品に
- curtsy (女性が、高貴な人に)丁寧なおじぎをする
- overjoyed とても喜んで
- simply divine ただただ素晴らしい
- prank イタズラ、からかい
I Am an Apple
木の枝の小さなつぼみから花が咲き、やがて花びらが散りリンゴが実ります。そのリンゴの種を植えると…と、リンゴのライフサイクルが分かりやすく解説されています。
分かりやすいイラストと簡単な英文で、リンゴの一生を学べます。

こういうサイエンスな内容を「英語で学ぶ」というのは、すごく学びが多い気がする。
- bud つぼみ
- blossom 花
- petal 花びら
- stem 茎
- trucker トラック運転手
I’m a Caterpillar
イモムシがチョウへと成長していく形態変化が分かりやすく描かれています。
簡単な英文と分かりやすいイラストで、チョウの成長が学べる絵本です。
虫に詳しくない私は、エリック・カールの『THE VERY HUNGRY CATERPILLAR』について記事を書いた際に、「さなぎ」を意味する”pupa”と”chrysails”という概念を調べたところでした。
いろんな英語絵本を読む中でいろんなところで情報が繋がり、知識になるんだなと実感しました。
- shiver 震える
- twist 身をよじる
- split を分裂させる
- pupa さなぎ
- chrysalis (特にチョウ・ガの殻の硬い)さなぎ
- nectar (花の)蜜
The Little Mouse, The Red Ripe Strawberry, and THE BIG HUNGRY BEAR
小さなねずみくんが美味しそうなイチゴを発見。でも、「お腹を空かせた大きなクマがそのイチゴを狙っているよ」と聞いて大慌て!どうしてもイチゴを取られたくないねずみくんは、どうしたのでしょうか?!
美しいイラストが特徴のドン・ウッド(Don Wood)作品で、ストーリー展開も面白くて、最後には少し考えさせられる絵本です。
邦題『どうするどうするねずみくん』

本当に「どうする?どうする?」という感じで、邦題のセンスがめちゃくちゃいいなぁと感じました。
とにかくイチゴがみずみずしく美味しそうです。
我が家がこの絵本を手にしたのは4月中旬のちょうどイチゴがよく市場に出回っている時期で、大のイチゴ好きの娘は「イチゴ食べたーい♡」と言いながら絵本を眺めていました。
絵本の読み聞かせは、季節感も大切ですね。
- tromp 当てもなく歩く
- disguise 変装させる
最後までご覧いただき、ありがとうございます♡